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帰国。成田の夜〜山口
1/17(月) 帰国
帰国便はメルボルンから成田への直行便。
空港で、ウクライナ選手団と搭乗口が隣り合わせになる。よくよく縁深いのか。 ここで、例の彼がつかつかと僕の方にやって来てくれた。昨日の閉会式で、お互い何か交換するものはないか、と声をかけていたけれど、彼の方が何も持ち合わせていなかったから、それでこのとき──これは何だろう、ウクライナのお土産なのか──かわいい民芸品のようなものを持ってきてくれたのだ。昨日、感じたとおり、こんな律儀なところも好意が持てた。
成田、大竹総監督と居酒屋で
夜、成田に泊まる。成田は非常に寂しい。泊まる場所ではない。どうせならやはり、都心に近いところで泊まるべきだった。
大竹総監督に2人で飲みに行こうと誘われる。総監督は自分で「僕は病気」というくらいに非常に飲みが大好きな方。僕も陸上チームの打ち上げがあっけなく、全然、飲めずに終わっていたのと、滞在中の食事が偏っていただけに、日本のお店で思うものを存分に食べたいと思い、うんと離れた成田駅界隈までタクシーで飛ばしてゆく。
総監督も今回のデフリンピックで初めてお会いした方だが、お話しする中で、今回のデフリンピックや、ろう者スポーツ協会その他のことを色々ときかせていただけた。デフリンピックで僕ら選手は自分の競技だけを考えていれば良かった、試合日程が終われば、それで全て終了だったが、総監督はもちろんながら、毎日の監督ミーティング、役員ミーティングが続き、最後まで気の抜けない日々が続いていたようだ。閉会式前の全体ミーティングで総括を終えて、やっと肩の荷を下ろせたという。
あらためて、おつかれさまでした。そして、ありがとうございました。
1/18(火) 山口着
ホテルの朝食バイキングで、久しぶりにまっとうな朝食にありつく。
メルボルン滞在中のホテルの朝食はちょっとひどかった。トースト、スライスハム、スライスチーズ、フルーツ、ジュース、コーヒー・・・とこうして書くと普通に思えるかもしれないけれど、実際に目の前に並べられると、本当に一番安く準備できる、最低限の食材である。2日目でうんざりしたが、これが2週間、ずっと内容を変えずに続いた。観光目的の滞在ならまだしも、これでは走れない。試合を戦えない。今思うと、体調が悪化していた原因のひとつだったことは間違いない。もちろん、そのあたりの調整不足は全て自分に責があるのだが。ともあれ、ご飯、みそ汁、納豆、卵焼き──。日本の朝ごはんは素晴らしい。
外は、オーストラリア滞在中に負けないくらいの気持ちの良い青空が広がっていた。羽田空港では、心地よい寒気の中で、真っ白な富士山がきれいに見渡せた。
2005-02-19









