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筆談ホステス
ベストセラーのTVドラマ化を見た。本は読んでいないけれど、ドラマも充分に良かった。話題になるのがよく分かった。最後は母と娘の感動シーンで締めくくられたけれど、その前の、辛い経験もしながら在学中の友達付き合いや高校を中退して仕事を始めて・・・の明るく前向きな姿勢がよかったね。
筆談が全面に主役として扱われるのもなかったこと。これまでのドラマは聴覚障害者=手話であり、筆談は手話を覚えられない難聴者や中途失聴者や・・・のためにという説明がなされがちだったけれど、彼女のように幼少時失聴でも、最近の若い人は子どもの頃に発声や読話を徹底的に学び(彼女の場合、それを結果的に活かさない方法を採ったのだけれど)、ろう者でも必ずしも手話を選ばない、という、同障者には分かっていても世の中にはまだまだ認知されていない、これも一つのスタイルが影響力の大きいテレビを通じて示された。
北川景子(僕は初めて見たのだけれど)の演技も素晴らしく見事だった。かつて「オレンジ・デイズ」という、中途失聴の女性で発声をしない、という不自然なドラマ(柴咲コウ×妻夫木聡)があったけれど、今回のは実話をベースにしている分、よくできていた。
聴覚障害者といっても、補聴器を利用しての音声会話があり、きこえない者の読話があり、完全でなくても発声を試みる難聴者もいるし、ドラマの中ではうまく適合しなかったけれど人工内耳という方法もあり、手話あり筆談あり・・・と、そのどれかひとつが万能でも正解でもない、ということが自然に分かってもらえる時代になりつつある、ということかな。
2010-01-10











