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仕事とバイトと聴覚障害 1
ネットで相談できる時代
コメントにも励まされつつ、思うところを書き続けていってみよう。完走記や旅行記のように計画的に系統立てては書けない、きっと支離滅裂になろうと思うけれど。
僕自身がこうしてネットで思いを述べている、発信しているように、最近はネット上での相談、Q&A、クチコミサイトが充実していて、それらの情報量の多さに目を見張る。
きこえないことの悩みについてまで、「今週、妻が浮気します」がTVにもなった、例の有名なOKWaveにあって、「えっ、 まさかこんなところにまで!」と思う。
良くも悪くも時代なんだなぁ。つい十数年前、二、三十年前は誰にも相談できず、同じ障害を持つ仲間(団体)で語り合うのがやっとだった、あるいは、仲間にさえ出会うこともなく悩んでいた、そして、もちろん、それが今も一番の方策だというのに。
こうしたQ&Aサイトって、パソコンの操作や病気・ケガについて利用、検索したことはあっても、障害に起因する仕事のことや、心理的な内面にまで踏み込んだものがあることには僕も最近、初めて気付いた。
まず同障者の仲間に相談すれば、いくらでも反響があろうのに、と思うのだけれど、最近は関係が希薄になってそういう仲間も身近にいないせいなのかな。まあ、広く意見をきける、知ることができるというのは何にしろ、悪いことじゃないし、こうした悩みを、聴者も含めて知ってもらえる、というのは昔なら難しかったことで、有意義で素晴らしいことだ。
聴覚障害者にできるバイトとは
ごく最近の相談にこんなのがある。
聴覚障害の大学1年生。バイトをしたいけれど、面接で落とされる。バイト情報誌を見ても、できる仕事というのがピンと来ず困っている。
「そうだろうなぁ」って思う。共感するよ。それはきっと、きこえない(きこえにくい)障害を持つ者なら誰もが味わってきていること。普通、その日中にもレスが数本、十数本つくのに、まだ1本しかない。同障者ならいくらでもアドバイスができるのに。
(このページを読んだあと、どうか答えてあげてほしい)
ただ、難しいのは「教えて!」に対して、すっきりとした回答ができないこと。レスがついてない、のはそのせいもあるんだろう。
僕自身でいうと、大学時代はまあ聴力はあった方だから、そして景気の良かった頃だから、それこそ数え切れないくらいのバイトをした。バイト斡旋の学相が近くにあったし、学生寮にいるとダイレクトにバイトの依頼がたくさんやってきた。「困る」ことは全くなかった。時代と環境が良すぎた。
実は最大の難問
けれど、今、きこえない身で、その対比、対極というものがよく分かる。
「できる仕事というのがピンと来ず」・・・。
大学1年生、希望を胸に抱いて入学したばかりだろうに、この障害を持って社会に出ることの厳しさに彼がはからずも、ぶつかってしまっている。
それこそ毎日、発行される、厚さ数センチのバイト誌を隅々まで探しても、「きこえない」で、できる仕事を探すのは難しい。
僕も前、大学の手話講義の一環で話したときのことをホームページで述べた。
学生を相手に、「今、バイトしている人(今してなくても、したことある人)?」と問うたら、ほぼ全員が手を挙げる。「じゃあ、そのバイト、きこえないでできる?」ってきいたら、今度は全員の手が下がる。
正直、これはきついよ。「困る」なんてもんじゃない。
2007-05-16









