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第63回びわ湖毎日マラソン 9
2008/03/02 大津市皇子山陸上競技場発着、草津市新浜折返し
予期せぬハイペースを刻む
3分12、13秒と1kmで速過ぎた入り。2kmもゆかずに群れからはぐれる。ただ無理なペースとは思えず、すぐには落ちることもなく数キロ一人で進む。5km手前でかなりの数の集団に追いつき、越される。
5kmを14人が一気に通過する大集団。大半がナンバーカード200番台の、ハーフ出場組。元々、スピードを上げたくてうずうずしている彼らに付いていくと大変。まだマラソンの洗礼を浴びていない、まず半分以上は潰れてゆくのだから、ここは追わず、やり過ごす。
結果的に何人かには23km前後で追いついたものの、結局、洗礼を浴びたのは僕だった・・・。
5kmの通過は16分46秒。──といってもマイ時計が1km分、抜け落ちているので実感はないし、「16分台だな」と思えても速くは感じられなかった。追い風にも助けられていたのだろう。
5km過ぎてからまた数人に抜かれ、さっと差を付けられる。石山付近になると応援も俄然、増えてくるが、数メートル離されていることに必死で余裕はない。そんな中でも、ふと通過した直後に何か気配を感じ、後続を見るためでさえ振り返ることはない僕が振り向いて見やったら旧友だった。我ながらというか、お互いというか、すごいテレパシーだ。そういうのってあるんだろうね。
前方に数メートル離されかけたが、「ここには付かなければ」と足を使って追いつく。計5、6人でしばらく進む。付いてゆけると非常に楽なのと同時に、やはりこのレベルのランナーは走り方、フォームも素晴らしい。ハーフ組とはまた違う、マラソンを走るための、実に効率的で無駄のない走り。見習いたい。
10km手前でんにも追いつく。調子悪いのかな。6人で通過した10kmは33分48秒。5kmラップ17分02秒。ここも「33分台だな」と漠然と思っただけ。過去にない速いペースでも不思議な感じはなかった。
時計よりも確実なペース
一人、二人離れてゆくうち、3人が残る。前々回、記した同じ40歳のM君と、もう一人、積極的に引っ張ってくれたアメリカ人ランナー。
今回のレースを迎えるに当たり、大津入りする前まではやはり関門におののいていた。完走できる自信があるとは言い切れなかった。ところが、蓋を開けてみると5km、10kmで予想以上に速いペース。以降、腕時計をほとんど見ることはなかった。最初のスタートで押しそこねたこともあったけれど、何より「この3人(この集団)に付いている限り、関門とは無縁」という確信を持てたから。
15kmの通過に冷や冷やしていた昨年を思い出しながら、快調にペースを刻んでゆく。5人で通過した15kmは51分07秒。5kmラップ17分19秒。
昨年はコースも何も知らなかった分、瀬田唐橋での応援の多さに驚いたことを完走記にも記した。びわ湖のコース設定上、石山や瀬田近辺は橋を渡ることで計4回、観戦できるゆえ。昨年、競技場でずっと待っていた妻にも、今年はここに行かせておいた(実際、非常に盛り上がって楽しかったらしい)。
一緒に走っているとピッチもストライドもフォームも表情も似てくる?
1回目の通過となる唐橋西詰では僕に余裕がなく気付けなかったが、17km過ぎの2回目は反対車線側に居たのにはっきりと気付けた。片道一車線の、両側から包み込むように熱烈な応援を受ける場所。3人で通過した20kmは1時間8分13秒。5kmラップ17分06秒。
ゴールし終えた今だから、潰れてしまった身だからいえるのだけれど、「マラソンを走っている」という感覚がなかった。かといって、ハーフを走るときの懸命さも全くなかった。力を残しながら「充分、走れていた」つもり。でもゴールまでは走りきれなかった、ということ。
2008-03-07










写真からもスピード感が伝わってきます。速い!!