SILENTSHEEP*NET >  羊の本棚 >  2010年 >  ポストと年収 - AERA 2010.04.12 -

ポストと年収 - AERA 2010.04.12 -

朝日新聞出版

2010/06/10読了、2010/06/25メモ

ヒラバブル組と抜擢20代

だいぶ前に病院の待合室で読んだのが面白く図書館で借りて再読。

実際の年収の数字も業界ごとの表が掲載されているが、それ以上にやはり、バブル組以下で昇進の滞っていること、氷河期世代との逆転人事といった事例を記した本文が興味深い。冒頭、

もう6年も、主任に留め置かれている。 ・・・ 男性(41)はため息をつく。

から「まさしく・・・」と身につまされた。まさに43歳バブル組の自分も(6年で通過する小学校に)9年、滞留している身。

記事ではバブル組が管理職年齢になった今も出世の停滞現象があること、もちろん、後輩世代がまた不遇であること・・・といった多くの組織で共通するだろう課題に、簡単ではないが変革を試みる企業の例なども紹介されている。

どこの組織もそうだろうけれど、僕の職場も20年前と今とでは大きく様変わりしてきた。縦割りの弊害や効率化、それに採用抑制もからまって職場がフラット化し、いわゆる「中間」のポストが激減。

その目的は正しかったのだろうけれど、以前なら30代で経験できた「長」職をいつまでも経験しないまま場合によっては50歳まで実質はヒラ相当。中間は減っても「上」のポストはさほど減っていないから、上の世代はずっと同じ役割で固定されてしまう。

当たり前だが、人はポストを与えられて成長するもの。昇格すれば、それまでと打って変わって嬉々として仕事に取り組んでいる、同じ職場の皮肉にも自分の同期などを見てもよく分かる。

昔が良かったとは言い切れないが、小さくてもポストや責任を与えられて然るべき経験を積むから仕事を通じての自分の成長が実感できて面白い。給料の問題よりずっと大きい。

── と、もっとも昇格に縁遠い僕にいう資格はないのかもしれないが。

ヒラバブル組と抜擢20代 | AERA-net.jp

満足度:★★★★


2010-06-25


このページの先頭へ